6年前・・・
6年前の今頃・・・。

香港はSARS騒動の真っ只中でした。
あの当時、日本ではSARSに対してはどれほどの危機感をもっていたでしょうか?

幼稚園や学校が長期間休校となり、多くの日本人が日本へ帰りました。
私は香港に残りました。
仕事も休みになってしまい、家で3か月の姪っ子を預かりながら
余計な外出などを避け、はやくこの騒ぎが収まらないものかと思っていました。


世界的に広がりをみせている今回のH1N1型ウィルス(豚インフルエンザ)。

香港ではSARS時の教訓を生かして、素早く、そして的確な対応が
なされることを期待しています。


日本ではどうなのでしょう?
ネットニュースを見る限りでは、SARSの時以上に緊張状態のように感じます。

私は懸念します。

SARSの時に香港で起こったパニックが日本でも起きるのではないかと・・・。


SARSの時、私が感じた不安は

もし、同じマンションの人で感染者が出たらどうしよう?
もし、家族の誰かに感染の疑いが出たらどうしよう?
もし、風邪をひいて高熱が出て、SARSの疑いをかけられて隔離されたらどうしょう?

などと、いろいろな不安や恐怖がありました。
感染して死ぬんじゃないか?ということよりも、
世間の目が、なにより怖かったです。

まず、自分が発症者になったら、家族をはじめ、同じマンションの人や
私と接触した人に迷惑がかかる。

感染の疑いだけで隔離されて、その隔離中に病院で感染したりはしないのだろうか?と
いった不安もありました。

そのほかにも、たくさんの不安や恐怖感がありました。
それは言葉で表せない、目に見えないもの(ウィルス)への
計り知れない恐怖でした。

あの当時、マスクをしていないで街を歩いていたら非国民ぐらいの勢いがありませんでした?
SARS以来、街中や地下鉄、バスなどでくしゃみや咳ひとつでもすると
冷たい視線でみられる香港です。

正直それまでは、手洗いうがいの習慣も徹底されておらず、
人前でくしゃみや咳、痰を吐いたり、鼻くそをほじったり、子供にそのへんでオシッコを
させたりと、道徳心のない人たちがうようよいた香港。(いまだにいますけれど)

SARSをきっかけに生まれた法律もいくつかあり、
なんでも罰金!なんでも法律!みたいな、強行手段は
ある意味あっぱれだったかもしれません。
(そうでもしないと、守らない人が多いからかもしれないけれど)


とあるマンションでは集団隔離といった処置もとられました。
隔離されているあいだ、収入の保障などはなかったのではと思います。

いたるところにアルコールの消毒液が設置され、
どこへ行っても漂泊水の匂いがぷんぷんしていた6年前。

病院の待合室で待たずに外で待つ人たち。
(いまだにその習慣は残っています)


私が香港にきた8年前には、薬局でマスクを買おうとしたら
何時代のマスク?と思うような変なマスクしかなかった香港。
街中でマスクをしているひとを見たことがなかった香港。

そんな香港はSARSを経て大きく変わったと思います。
すこし過剰反応ではないかと?といった人もチラホラいます。
度が過ぎる反応は混乱を招きかえって危険ですが、
ある程度の危機感を持つことは大切だと思います。

他人事では済まなかったSARS騒動。
今回のH1N1型ウィルスも、他人事ではありません。


これ以上の感染拡大が起こらないことを願うばかりです。


とりあえず、今の私に対する影響は

仕事で使用するマスクがメーカーで品薄になってきていることと、
6月ごろに予定していた日本への里帰の延期を検討していることくらいです。


そして、最後に
SARS騒動を体験している香港人のチャン事務局長の
活躍を期待、応援しています!
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by hachi--hk | 2009-05-01 20:10 | 日々のつぶやき


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